共通テスト過去問研究 歴史総合、世界史探究

表紙
1
10
Lv.4-7
価格: -頁数: 672P判型: A5刊行: 2026/4/27

 教学社から刊行されている『共通テスト過去問研究 歴史総合、世界史探究』は、国公立大学や共通テスト利用入試を控える受験生にとって、過去問演習の主軸となる一冊です。新課程である「歴史総合、世界史探究」の本試験・追試験に加え、新課程試作問題、そして作問の方向性が共通している旧課程の「世界史B」を含めた計13回分が収録されています。

知識と資料読解の融合
 共通テストの歴史科目では、単なる年号や用語の暗記だけでなく、初見の歴史資料やグラフ、文章を読み解き、持っている知識と結びつける思考力が要求されます。本書に収録された13回分の豊富な演習をこなすことで、共通テスト特有の膨大なテキスト量とスピード感に慣れ、資料のどこに注目して選択肢を絞り込むかという情報処理の精度を引き上げることができます。

新旧課程を統合した演習設計
 新課程の「歴史総合」が加わったことで対策に不安を覚える受験生も多いですが、巻頭の対策講座では具体的なアプローチが示されており、効率よく傾向を把握できます。また、従来の共通テストから思考力を問うという本質は変わっていないため、収録されている旧課程の過去問も、読解力と時間配分を鍛えるための有効な実戦素材として十分に機能します。

過去問演習の注意点と基礎知識への回帰
 本書を使用する上で注意すべきは、解説を読んでその場で納得するだけで終わらせてしまうことです。歴史の考察問題は、根底となる通史の理解や時代背景の知識があって初めて正しく資料を解釈できます。間違えた問題については、必ず手持ちの教科書や用語集、通史を解説したインプット用の講義系参考書に立ち返り、周辺の歴史事象ごと再確認する作業が不可欠です。

演習スケジュールの構築と最適な使い方
 一通りの通史学習を終え、共通テスト特有の資料問題や文字量に身体を慣らしたい受験生に最適です。別冊の問題編と付属のマークシートを活用し、本番と同じ時間配分で解き進める実戦訓練に向いています。秋口から古い年度や追試験を利用して出題のクセを掴み、直前期に最新年度や試作問題で最終調整を行うスケジュールを組むことで、資料の海に溺れない確実な得点力を築き上げてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました